Druva PhoenixでVMware仮想環境のバックアップ課題を解決

仮想環境は、サーバを効率的に利用するため1台の物理サーバ上で複数のサーバが存在するかのように仮想的に動作させています。物理サーバを集約し、設置スペースやハードウェアにかかるコストの削減、リソースの有効活用など様々なメリットがあり、必要に応じて柔軟なシステム構築ができることから、多くの企業で導入されています。

一方で、仮想化によりシステムを統合することでバックアップの管理ポイントは複雑化しダウンタイムやデータ損失への対策は、企業にとって非常に重要な課題になります。

「Druva Phoenix」ならグローバルに分散したVMware環境のバックアップとリカバリを集中管理することで、そのプロセスを簡素化します。Phoenixは仮想インフラで実行される仮想マシン上のデータを保存、管理、アーカイブ、リカバリを実用的かつ費用対効果の高い方法で実現することができます。

仮想環境のデータ保護の重要性

仮想サーバに障害が起きてしまった場合、複数のシステムに影響を及ぼすことになります。これが企業にとってどれほどのダメージを与える事態を引き起こすでしょうか。万が一、システム障害など何らかの問題が発生した際に有効なバックアップが存在しないとデータの回復ができない、システムを回復できないなど、企業の損失は計り知れません。

仮想サーバの障害により複数のシステムがダウンしたら、どのようなことが起こるか一例を見てみましょう。

業務に必要な書類・データが参照できず営業が停止してしまう

企業活動の効率化のための会計システム、生産管理、在庫管理、営業支援など様々なツールが使用できなくなってしまった場合、影響は企業全体に及び、復旧するまでほとんどの業務を行うことができなくなります。つまりは企業としての営業が停止してしまう危険性を含んでいるということです。

取引やサービスの停止による企業イメージのダウン

取引先情報や顧客情報などのデータを損失してしまったり、システム障害で長期に渡り営業ができない場合、そのまま取引停止、サービス停止に直結する恐れがあります。ダウンタイムが長期化すると、取引先や顧客からは管理体制について問われることになるでしょう。最悪の場合は今後の取引を止められたり、顧客離れといった事態を引き起こし、企業としての社会的信頼性も失ってしまうことにもなりかねません。

コンプライアンス違反になってしまう恐れ

企業が作成する様々な文書には、法律によって保存期間が定められています。このような文書の中には、決算関連や取引関連など多岐に渡り、企業はこれらの文書を適切に管理・保持し、提出を求められた際は迅速に対応しなければなりません。企業で発生するデータ損失は、法的義務を遵守できなくなってしまうことに繋がります。

以上のように、可用性の高いシステムの実現には、仮想サーバのバックアップは必須課題であることは明確です。

仮想環境におけるデータ保護の課題

仮想化は、複数の物理サーバを統合することで多くのメリットがある一方で、統合が進むにつれデータ保護の重要性も高まります。特にダウンタイムの発生やデータ損失への対策は大きな課題と言えます。ハードウェアの故障をはじめ、システム障害や災害に加え、人的ミスによる削除など様々な視点から想定される事態に備える必要があります。

しかし、仮想サーバのバックアップは物理サーバのバックアップに使用される従来型のアプローチでは様々な問題が発生する可能性があり、そこを解決するには複雑なプロセスが必要になったり、エージェント費用などのコストが嵩んでしまう場合も。

復旧要件の策定

仮想サーバの場合複数のシステムが集約される為、データ容量は増え重要度も高くなります。万が一障害が発生した場合の目標復旧時間(RTO)、目標復旧時点(RPO)を策定しておくことは非常に重要です。

RTO/RPOが重要な理由は、それによってバックアップに使用するプラットフォームが選定されるためです。どんな企業でもダウンタイムは短ければ短いほど良いでしょう。しかし、現実的にはデータ保護にかけられるコストや手間には限度があります。特定の時間ダウンした場合に企業が被るコストはRTO/RPOにより算出することになります。

RTO/RPOを策定した上で、最も現実的なプラットフォームを選択する必要があるでしょう。

従来の手法で起こる高負荷問題

仮想環境のバックアップにはいくつかの手法がありますが、従来の物理サーバでの運用をそのまま引き継ぎ仮想サーバ上でバックアップソフトを動作させる手法では、バックアップソフトが一斉に動くことでCPUのリソースやデバイスへの負荷が高くなってしまう場合があります。そうするとバックアップ時間が許容を越え、時間内に処理が終わらないといった問題が生じる場合があります。

一般的には業務時間外の夜間や休日にバックアップを行うことが多いですが、バックアップの過負荷により営業時間に食い込んでしまと、企業の営業活動に多大な支障をきたしてしまいます。仮想環境でのバックアップにはこれに適した手法を選択するべきでしょう。

バックアップストレージの容量とライセンス費用の問題

仮想環境では、VMwareやストレージのスナップショット機能とバックアップソフトを連携させてデータを保護する手法があります。この手法では短時間でのバックアップ、短時間でのリストアを実現できることが最大のメリット。

ただし、スナップショットで作成されたデータはカプセル化された1つの大きなファイルのため、ブロック単位で重複排除のできない場合バックアップデータの増大といった問題が発生します。ブロック単位で重複排除のできるバックアップソフトを使用するなど対策が必要です。システム構築の段階からある程度の拡張性を持たせるなどしておくと良いでしょう。

また、仮想マシン単位でエージェント費用が発生するライセンス形態のバックアップソフトの場合は、仮想マシンが増えれば増えるほどコストが嵩み、費用対効果の薄いしかも管理が煩雑なシステムが完成してしまいますので、慎重な判断が必要です。

バックアップサーバやストレージの管理が必要

最近では、上記のような課題をクリアできるエージェントレスでありながら永続的な差分バックアップが可能な、仮想環境向けのバックアップソフトも登場しています。基本的には別途バックアップサーバなどのストレージを用意する必要があります。

この運用でよく起こる問題として、バックアップ容量が大きい場合タイムアウトが生じたり、バックアップソフトや環境によってはエラーが度々生じ調査や復旧に時間がかかるなどが挙げられます。また、BCP対策の観点からバックアップデータを遠隔地に置く場合、ネットワークトラフィックの遅延が生じ正常にバックアップが完了しないなどの事例もあります。

Druva Phoenixによる課題解決

Druva Phoenixは、100%クラウドネイティブに構築された統合クラウドバックアップ/アーカイブ/DRソリューションです。Phoenixが自動で仮想マシンを感知するため、VMware環境に影響を与えることなくクラウド(AWS)へダイレクトにバックアップ。仮想マシンごとにエージェントをインストールする必要もなく、VMware全体のインフラ保護が可能です。

ハードウェアやソフトウェア不要

Phoenixは自動で仮想マシンを感知してクラウドへ直接バックアップするため、サービスを導入するだけで仮想マシンのバックアップが可能です。バックアップのためのサーバやストレージといったハードウェア、外部保管のための物理システムが不要となり、従来のVMware環境のバックアップとリカバリにかかる複雑なプロセスを簡素化します。

また、Phoenixのエージェントレス手法により仮想マシンごとにエージェントをインストールする必要もありません。

特許取得済のグローバル重複排除技術

Phoenixはスケールアウト型のAWSクラウド上で構築されており、サイジング不要でいつでも即座に利用開始できます。初回バックアップ以降は常に差分バックアップを行い、特許取得済のグローバル重複排除技術により変更のあるデータブロックのみをクラウドへ送信するためデータを効率的に高速転送・保存します。

圧縮されたデータ量のみ課金 TCOの劇的削減

Phoenixはハードウェアやソフトウェア費用が不要で、使用したストレージ量のみが課金対象。グローバル排除後の圧縮されたデータ容量によるため、費用対効果が非常に高いことが特徴です。バックアップ対象の仮想マシンの数やスナップショット数、リストアの回数、保存期間は課金対象にならずAWS利用料も含まれているため、コスト予測が容易であることも大きなメリットとなります。

更に、ウォームデータ(0~90日)はS3へ、コールドデータ(90日超)はGlacierへ自動階層化し、ストレージコストを最適化、従来の定期フルバックアップと比較するとストレージ量を数 10分の1に削減できます。Phoenixなら事業継続性のSLA(RTO/RPO)を満たしながら最大50%TCOの削減を実現できます。

クラウドベースのディザスタリカバリ

企業がセカンダリデータセンターを管理したり、VMware環境や仮想マシンが災害に遭った場合のフェイルオーバーを確保するには多くのリソースと費用が必要になります。Phoenixはクラウド上に保存された仮想マシンのスナップショットを使用して、AWSの指定リージョンへ即時にフェイルオーバーを行うことができます。クラウドを活用することでインフラにかかるIT部門の負担をなくすことができます。

VMware Cloud on AWSにも対応

VMware Cloud on AWSは、VMware社が提供する仮想化ソフトウェア(vSphere/vSAN/NSX)が実装された専用サーバを、AWS基盤上で稼働させるサービスです。既にあるオンプレミスのVMwareと同様の操作でAWSを利用することが可能になります。

VMware Cloud on AWSが提供するサービスには、ユーザーが作った仮想マシンのバックアップは含まれていないため、別途バックアップソリューションを検討する必要があります。Phoenixは、このVMware Cloud on AWSにも対応しています。

>> Druva Phoenixについて詳しい機能などは以下のページをご参照ください。